東北地方に古くから伝わるイタコ占いというものがあります。
一度くらいは耳にしたことがあるかと思いますが、死者や行方不明者の霊を呼び寄せる口寄せを行う巫女で、最も有名なのが恐山のイタコではないでしょうか。
多くの場合、占いと言うよりも、死んでしまった家族などに一言お礼等を言うためにイタコを訪れる事が多く、生きている人が死者に対する思いを伝えることで気分を晴らす効果があります。
しかしながら最近ではイタコを訪れて自分の悩みを打ち明ける人も多いようです。
恋愛の話、家族間のトラブル、金銭運など、様々な悩みをイタコに相談し、占ってもらうことで運が開けた人もいるようです。
そもそもイタコは恐山にいるわけではなく、青森県中に散らばって存在し、年に一度恐山で行われる大祭で集まってくることから有名になりました。
イタコの発祥は元来、色弱な人が生活の糧を得るためにイタコになった事が知られていますが、生活が豊かとなった現在、イタコの数は減ってきているようです。
しかしながら、近年占いブームに火が付き、イタコ占いを行うツアーなども企画されており、多くの人々がイタコ占いを受けているようです。
実際に青森県を観光した人の多くは恐山まで足を延ばし、イタコ占いを受けているようです。
本当に死者の霊がこの世に存在しているのか?
自分の人生がうまくいかないのはこれらの霊の仕業なのか?
ひょっとするとイタコ占いで死者の霊とコンタクトできるかもしれませんよ。